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確定申告失敗談!提出を忘れ期限を過ぎたら悲惨だった

time 2017/02/01
確定申告失敗談!提出を忘れ期限を過ぎたら悲惨だった

Stress 2

いよいよ確定申告シーズンが到来しました。準備万端な人もいれば、これから本格的に作業をする人もいるでしょう。私もそろそろ手をつけなければと思っていますが、今年は絶対にしてはいけない失敗があります。それは「提出期限を破らない」ということ。もっとも私の場合は、ダラダラして遅れたわけではなく、ばっちり準備していたにもかかわらず、提出するのを忘れていたのです。それが前回の確定申告での失敗なのですが、みなさんが私と同じ轍を踏まないように、提出期限を過ぎたらどんなことが起きるのかを紹介したいと思います。

提出するのを完全に忘れていた!

あれは忘れもしない2014年の6月、梅雨らしく雨の降る日曜日の夜のことでした。私が部屋を整理していると、書類が一束どさりと出てきました。

「ああ、確定申告の資料か。今年も間に合ってよかったなあ。還付金が楽しみだ」

そんなのんきなことを考えていると、レシートだけではなく、税理士さんの判子が押された確定申告書まで出てきました。

「ちょ、ちょっとまて! これ郵送しなきゃいけなかったんじゃないの!? ま、まさか! 出してなかったのか!」

青色申告の期限は3月15日。実に3カ月も過ぎています。

「延滞税がかかってしまうじゃないか! 一体どれくらい……?」

穏やかな1日が一転して波乱に満ちてきたのでした。

出し忘れたワケ

私は青色申告を行っています。

最初の数年は確定申告ソフトの「やよいの青色申告」を活用して自分で作成して、近所にある青色申告会に何度も相談しながら、作り上げていましたが、一昨年から税理士に依頼することにしました。

しかし、いつでもまた自分でできるように、データは「やよいの青色申告」のものを税理士さんに更新してもらっています。

自らデータを作って青色申告会と二人三脚で申告していたときは、最終的には青色申告会で判子をもらって、そのまま代理で提出されるという流れでした。しかし、税理士さんに作ってもらった場合は、判子が押されて返送されてきたその確定申告書を、私が郵送で送らなければならなかったのです。

昨年はきちんとそうしたのに、税理士さんに頼んで2年目ということで気の緩みもあったのでしょう。私は急いで税理士さんにメールしました。

「すみません、大変なことに気づいたのですが、確定申告書を税務署に郵送したつもりで、送れていませんでした……。このまま投函してもよいものなのでしょうか? 本当に申し訳ございません」

もう夜も遅かったのでとりあえず翌日の返信を待とうとしましたが、あまりのことに夜もよく眠れず、朝はやたらと早く目が覚めました。当然、税理士さんからの返信はまだなかったのですが、一刻も早く税務署に行ったほうがよいと決断しました。

延滞税を覚悟していたが……

8時30分に税務署が開くと同時に、私は窓口に駆け込みました。

「すみません! 確定申告の書類を出し忘れていまして……」

すると、窓口の若い男性は中をささっと確認すると、にっこり笑って「わかりました。これで受理しますね」と言うではありませんか。

私が拍子抜けして
「いや、あの延滞税とか……」と言うと、
「いえ、◯◯さんは還付なので、延滞税はかかりません。これで結構ですよ」とのこと。

調べてみると、延滞税とは・・・
「(1)申告などで確定した税額を法定納期限までに完納しないとき。(2) 期限後申告書又は修正申告書を提出した場合で、納付しなければならない税額があるとき。(3) 更正又は決定の処分を受けた場合で、納付しなければならない税額があるとき」の3つで、法定納期限の翌日から納付する日までの日数に応じた延滞税を納付する必要があります。

私の場合は(2)にあたるわけですが、払い過ぎている税金を還付してもらう立場であり、納付しなければならない税額がありません。よって延滞税も発生しないのです。

よ、よかった……。こんなに慌てて来る必要はなかったのか。私がほっとして帰路に着いたことは言うまでもありません。

しかし、そんなとき、税理士さんから電話がかかってきたのです。

「メール読みました。まだ出してないですよね?」

「いえ、今、もう直接出向いて出してきました!
還付だから延滞税もなくて安心しましたよー。
すみません、お騒がせして……」

というと、電話口の向こうから思わぬ声が帰ってきました。

「そうですか……。
いや、あのままではダメなんです。
修正して、出し直さなければなりません」

税務署の人が「大丈夫」と言っているのに一体、何を言っているのだろう。
このときの私は、まだ事の重大さを何一つ分かっていなかったのでした。

11万円も還付金が減ってしまった!

税務署に駆け込んで慌てて提出したところ、還付の場合は延滞税がかからないことにホッ……としたのもつかの間、税理士さんからの電話で思わぬことを告げられます。

「青色申告特別控除の額が減るので、申告書を修正して出し直さなければなりません」

青色申告のメリットは、何と言っても65万円の特別控除を受けられることです。ところが、期限が過ぎたあとの申告では、10万円しか青色申告特別控除が受けられなくなるというのです。つまり「65万円-10万円」で、55万円も所得が増えることになり、それだけ税金が高くなってしまいます。

「そうなんですね……。具体的には還付金の額はどれくらい減るのでしょうか?」

「◯◯さんの場合は、所得税が20%の税率ですので、55万円×20%で還付金額が約11万円減少します。このほか復興所得税も精算しなければなりませんが、おおおそ11万円のマイナスとなります」

11万円……。これだけ提出期限に遅れれば、何かしらのマイナスはあると覚悟していました。しかし、こんなに損をすることになるとは……。
自分の愚かさとともに、青色申告の65万円控除がいかに大きなものなのかを改めて実感しました。

青色申告が取り消されてしまう!?

11万円あれば何が買えるだろうと打ちひしがれる私に、税理士さんはさらにショッキングな事実を告げました。

「◯◯さん、もしもまた期限後申告を行ったら、青色申告を取り消されてしまうかもしれませんよ」

え! 青色申告が取り消される!?

「控除などの特典があるため、青色申告制度は期限内申告を原則としてます。期限内申告を守らない場合は、法律で取り消すことができるんです」

今回は、1回目なので「常習性なし」と実務上は判断されることが多いものの、2回連続期限後申告になってしまった場合、青色申告を取り消されてしまう可能性が極めて高いとのこと。これは、延滞税とか還付金が減るとかで騒いでいるレベルではありません。

ただ、あくまで実務上1回目では青色申告が取り消される可能性が低いだけで、1回目だから大丈夫という法律ではないようです。今回も取り消される可能性がゼロではないと念を押されました。

税理士さんの言葉に、期限内に提出することの大切さを重く受け取ったことは言うまでもありません。

修正申告は自ら積極的に

その後、税理士さんから税務署に電話してもらったところ、修正申告書を提出するように指導がありました。

しかし、私が窓口で提出したときは、その場で何も言われなかったのに……。そのまま何も言わなければもしかして、バレなかったのではないか……。

往生際が悪い私に、税理士さんは、放置しておくデメリットを挙げてくれました。

「税務署の窓口の人がよく確認していなかった可能性はありますね。あとで修正の必要があると税務署から指摘されると状況がより悪くなりますから、自主的に修正したほうがよいでしょう。還付手続きをストップしていただくようお願いしておきました」

もし、税務署からの指摘を受けて修正申告書を提出した場合は過少申告加算税が課税されますが、自主的に修正申告書を提出した場合、過少申告加算税は課税されません。

税の仕組みには、どこか冷くて硬直的なイメージがあるかもしれませんが、ミスを認めて自主的に申告した場合と、そうでない場合で加算される税が変わるという人間的な要素もあるのですね。

正直にかつ正確に、そして、期限内に……。今年こそきっちりやりたいと思っています。
みなさまも期限の遅れや提出し忘れには、くれぐれもお気をつけください。

photo:Thinkstock / Getty Images

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